オーラルフレイルってなに?
「オーラルフレイル」とは、ささいなお口の衰え(滑舌が悪い、食べこぼし、わずかにむせる、噛めないものの増加)から始まるお口機能の低下をいいます。
老化の始まりの重要なサインで、フレイル進行の前兆です。放っておくと4年後には要介護になるリスクが2.4倍になると言われています。
フレイルってなに?
加齢に伴い筋力が衰えて、疲れやすくなり家に籠りがちになるなど年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般をいいます。健康な状態と要介護の状態の中間で適切な支援を受けることで健康な状態に戻ることができる期間とも言えます。
オーラルフレイルからフレイルへ
オーラルフレイルからフレイルへ
- STEP1歯やお口に無関心
歯周病などで歯を失う、お口の中が不潔になる
- STEP2お口の中のささいな変化
噛めないものが増える、滑舌が悪くなる、食べこぼしやむせることが増える
- STEP3お口の機能が低下
噛む力が減る、舌や頬などの動きが鈍る
- STEP4食べる機能に障害
食べたり飲んだりすることが困難
- STEP5栄養が摂れなくなり全身的な衰え(フレイル)や要介護状態につながる
多くの高齢者がフレイルを経て徐々に介護が必要な状態になります
フレイルを予防するためにまずはオーラルフレイル予防を!
歯が多く残っている人ほどフレイル該当者が少ないことがわかっています。自分の歯を1本でも多く残すことがフレイル予防につながります。
お口の機能を維持することで、人との会話や食事などの社会参加がしやすくなり心身のフレイルにつながります。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、外出自粛やマスク生活で人との会話や社会参加が少なくなっています。お口機能が低下しないためにはささいなお口の変化に気づいてオーラルフレイルを予防することが大切です。