当院のインプラント
虫歯、外傷、歯周疾患により歯が失われた場合、保険診療ではブリッジ、義歯による回復を図りますが、ブリッジでは健康な歯を削ることによる隣在歯の寿命を縮めます。義歯も留め金が架かる鉤歯の負担が問題になり、この場合も周りの歯の寿命を縮めるリスクがあります。残存している歯や歯槽骨の条件が整っていればインプラントという選択肢もございます。
インプラント治療はインプラント体(フィクスチャー)の埋入ポジションが重要で、おおよその治療の質を決定します。当院では埋入ポジションにこだわったインプラント治療を行っています。
インプラント一流メーカーであるノーベルバイオケアとストローマンの製品を取り扱っております。
インプラント治療の流れ
- カウンセリング
- まず現在のお口の状態をご希望を聞かせて下さい。
その上で、インプラントとはどういうものなのか、インプラントをするにあたってのメリットとデメリットや費用等をご説明させていただきます。ご自身が理解し納得していただくのはもちろんですが、不安な方はご家族に相談していただき不明な点があればご家族にもご説明させていただきます。
- 検査・治療計画
- 既往歴・お薬服用の有無など健康状態の問診を行います。そして今の状態のレントゲン写真、口腔内写真、模型の型採り、CT撮影を行い治療計画をたてます。

- 一次手術
- 顎の骨の中にインプラント体を埋め込みます。当日は安静にし、抜糸まで飲酒・喫煙をお控え下さい。

- 消毒・抜糸
- 翌日傷口の消毒をし、場合によっては10~14日後の抜糸まで頻繁に通っていただくこともあります。
- 治癒待ち
- 上顎で約3ヶ月、下顎で2~3ヶ月程度、インプラントと骨の癒着(結合)を待ちます。
- 二次手術
- 一次手術に比べると、患者の身体的負担の小さい手術になります。 術後は抜糸まで 飲酒・喫煙をお控え下さい。 治療の最終段階である人工歯の装着に向け、切開部分が完全に癒着するまで2~4週間ほどの期間を置きます。

- 上部構造(被せもの)を装着
- 二次手術における縫合箇所の傷口が完全に治ったら、いよいよ治療の最終段階である人工の歯の型採りと装着です。

- メインテナンス
- 長い治療が終わったといってもそれで終わりではありません。せっかく時間とお金をかけてインプラントを入れてもインプラント周囲炎など最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまうことがあります。
インプラントを1日でも長く維持するためには、日頃から正しい方法で歯磨きやプラークコントロールを行い、お口の中を健康に保つことが重要です。歯ブラシやスーパーフロスなどホームケアはもちろんですが、定期的なプロフェッナルショナルケアも大切です。
レントゲンで骨の状態をチェックしたり、かみ合わせの微調整やホームケアがうまくいっているかどうかなど、専門医に正しく診断してもらうことが大切です。
インプラント治療費について
見積相談について
口腔内の診察・診断なしでのお電話・メールによるインプラント・補綴(被せもの)の見積相談は承っておりません。他の患者さんの貴重な時間を大切にしたいと考えております。
インプラントの歯=①フィクスチャー(人工の歯根・埋入手術)+②アバットメント(土台)+③クラウン冠(かぶせの歯)
①150,000+②70,000+③80,000=300,000(税別)~となります
診断から埋入手術まで
内容 | 補足説明 | 費用 |
---|---|---|
CT撮影 | X線診断のみで手術はしない場合 | ¥8,000 |
埋入診断 | ステントを使用しない場合 | ¥10,000 |
ステント(インプラント手術時に埋入方向などを正確にする為の装置) | 正確な診断料込み | ¥40,000~ |
フィクスチャー(インプラントの埋入手術) | CT撮影料込み | ¥150,000 |
※消費税別途必要となります
上部構造(被せるもの)
内容 | 補足説明 | 費用 |
---|---|---|
アバットメント(土台) | ※ロケーターとは義歯のアタッチメント | ¥70,000 (ロケーター¥100,000) |
ジルコニアクラウン レイヤー | ¥100,000 | |
ジルコニアクラウン | ¥80,000 | |
ジルコニアクラウン(スクリュー固定) | ¥120,000 |
※消費税別途必要となります
骨が足りない場合の造骨手術(補助手術)
内容 | 補足説明 | 費用 |
---|---|---|
GBR | 骨の厚みを増す手術 | ¥30,000~100,000 |
サイナスリフト | 上顎の骨の厚みを十分に増す手術 | ¥250,000 |
ソケットリフト | 上顎の骨に厚みを少し増す手術 | ¥80,000 |
即時加算 | ¥20,000 |
※消費税別途必要となります
インプラント周囲炎について
1.インプラント周囲炎はなぜ起こる?
インプラント周囲炎が起こる原因は、歯周病の原因菌です。毎日の手入れが不十分で口腔内が不衛生な状態になると、プラーク(歯垢)や歯石がたまって歯周病菌が増殖し、炎症が起きてしまいます。
2.インプラント周囲炎の症状
- 歯茎の腫れや出血
- 歯ぐきから膿がでる
- インプラントが抜け落ちてしまう
- インプラント周囲粘膜の痛み
症例
症例1:抜歯即時のケース
症例2:サイナスリフト後埋入のケース
症例3:サイナスリフト後埋入のケース
神戸小林歯科インプラントセンター 小林文夫先生
小林 文夫 先生(写真左)
Dr. Fumio Kobayashi
神戸市東灘区のインプラント専門医。医科・口腔外科の臨床・理論を基にしたインプラントの治療は、オペの圧倒的な手際の良さや正確性と相まって長期的な予後は素晴らしい。特にサイナス(上顎洞)の分野での臨床実績は世界最高峰。
Dr.Paulo Malo マロクリニック代表
Dr.Paulo Malo マロクリニック代表
ドクター.パウロ・マロ
インプラント界のスーパースターのマロ先生。オールオン4(All-on-4)という治療法は、入れ歯でお悩みの方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。そのオールオン4(All-on-4)治療を発明・開発した先生です。
オールオン4(All-on-4)治療とは骨移植の必要がなく、治療費用が削減でき、1日で治療が行える治療方法です。
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インプラントQ&A

インプラントに関連してよくあるご質問です。お聞きになりたいことが見つからないときはお問い合わせフォームをご利用下さい。
糖尿病ですがインプラントは受けれますか?
インプラントの治療期間はどのくらいかかるのですか?
インプラントの手術からですと下顎で3〜4ヶ月くらい、上顎で6か月くらいで治療は終わります。ですが、カウンセリング、検査や診断・治療計画から、さらに骨が少なく造骨など複雑な症例になる場合や、歯を抜いてそこが治ってからとなると8ヶ月から10ヶ月、もしくは1年以上かかる場合もあります。
インプラントの手術は痛いですか?腫れますか?
手術中は麻酔をしますので痛みはないです。むし歯治療や歯を抜く時と同じ麻酔です。
手術後に関しても、痛みを感じることはとても少ないですが、痛みが強い場合は痛み止めを飲んでいただきます。腫れる方も10人に2、3人はいらっしゃいます。
それはインプラントを入れた本数や場所や状態にもよるので事前にはなんとも言えません。同じ方でも右側は腫れたけど左側は腫れなかったなど、その日の体調に左右される場合もあります。